【au系格安SIM選び】UQmobileとmineoを比較

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スマホ代削減の為格安SIM乗り換えを決意しても、まず最初に躓くのが「格安SIM会社(MVNO)の種類が多くて目星が付けられない」事ではないでしょうか。
格安SIM市場は今まさにHOTな市場なので2017年で数百というMVNOが参入しています。
有名な格安SIMでも10以上ありそれぞれの長所を調べるだけでも相当な時間が掛かります。

まずは回線の種類からMVNOを絞る

まずは自分が使いたい回線からMVNOを絞ります。
現在ドコモで使っているのであれば、そのままドコモ回線が利用できる格安SIMを選びます
auで使っているのなら、そのままau回線が利用できる格安SIMを選ぶのが基本です。

大手キャリアで購入したスマホには確実にSIMロックという縛りが設定されており、別キャリアの回線では利用できません。
また回線によって通信エリアも異なるので同じ回線の格安SIMを利用するのが無難です。

au回線の格安SIMは3社しかない

回線の卸値からほとんどの格安SIM会社はドコモ回線を利用しています。なのでドコモ回線の格安SIMであれば選択肢が多いのですがau回線とSoftBank回線の格安SIMは数が少ないです。

SoftBank回線の格安SIMはY!モバイル、U-mobile、b-mobileが有名です。
au系の格安SIMはUQmobile、mineo(auプラン)、IIJmio(auプラン)の3社しかありません。
特にmineoとIIJmioはドコモ回線とau回線の2種類の回線から選択して利用可能なマルチキャリア対応の格安SIMと呼ばれており、ドコモユーザーもauユーザーもSIMロックを解除する事無くそのまま利用できるため入り口が広いです。

今回はau回線の格安SIMのUQモバイルとmineoを比較していきます。
現在auユーザーの方は乗り換えの参考になれば幸いです。

【au系格安SIM】UQmobileとmineoを比較:UQmobileのメリット・デメリット

UQモバイル_ロゴ

UQmobileはあまり知られていませんがauの100%子会社です。
auから格安SIMに乗り換えを検討しているユーザーにUQモバイルを勧めるなど、ユーザーを他の格安SIMに逃がさないよう作られたと言えます。
格安SIM内でも通信速度が最も速く、時期によってはキャリアの回線速度を凌ぐほどです。
その分主要プランには2年縛りがあり、料金も他の格安SIMより若干高いです。
格安スマホにiPhone5sとiPhoneSEがあり、iPhone5sは2年契約であれば実質0円で入手できる長所もあります。

【au系格安SIM】UQmobileとmineoを比較:mineo(auプラン)のメリット・デメリット

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mineoは関西電力系列のケイ・オプティコムという会社が運営しています。
関西ではeo光で光回線でトップシェアを誇っているので有名です。

標準の3GBプランで月額1,510円で利用可能で、UQmobileで標準で付いている「5分かけ放題」オプション加入時で月額2,360円で利用可能です。
UQモバイルの場合は一見安く見えますが14ヵ月目以降は月額料金が+1,000円され、3年目には月のパケット容量が半分に減らされるため徐々に条件が悪くなります。
1年目だけで考えればUQmobileが料金面で若干有利です。

mineoには最低利用期間という縛りは一切なく、極端な話契約の翌月に解約してもルール違反にはなりません。
これを利用した後からMNPする方法を利用してお試し契約も可能ですし、ユーザーに親切な格安SIMとして定評があります。

【後からMNPとは】
後からMNPとは、現在使っている携帯電話会社の契約と同時に、一時的にmineoも契約してしまうお試し方法です。
mineoは最低利用期間の縛りと違約金が掛からないので、現在の携帯電話はそのまま1ヵ月だけmineoにも契約します。

mineoが自分に合わなければ翌月に解約して元の携帯電話会社だけの契約に戻ります。

mineoに乗り換えて問題ないと判断したなら携帯電話会社を解約し、mineoの契約を使い続けます。
この際に今の携帯電話会社で使っている電話番号をmineoに引き継ぐMNPも後から可能です。

mineo評判と全メリット&デメリット

【au系格安SIM】UQmobileとmineoを比較:結論

UQモバイルは安くなったauといった印象で、2年の最低利用期間や違約金、徐々に高くなり複雑な料金体系など初心者向きとは言えません。とにかく通信速度が必要な人や、格安スマホでiPhone5sを実質0円で入手したい場合は検討するのもありだと思いますが、それ以外はほとんどの要素でmineoに軍配が上がります。

mineoは2017年のMMD研究所のユーザー調査では、全格安SIM中で「総合満足度No1」に選ばれている格安SIMでもあります。
母体のケイオプティコムのeo光も満足度が高いことで有名ですが、mineoユーザーの満足度が全てを物語っていますね。

またmineoは同時に「お客様対応部門」でもNo2に選ばれています。
私も格安SIM検討中に何度もチャットで質問をしたりマイネ王というコミュニティサイトでも色々とアドバイスを貰っていますが、mineoスタッフやmineoユーザーはとにかく親切な印象しかありません。

訪問サポートなどもあるので、格安SIM初心者やスマホ初心者にもピッタリの格安SIMだと思います。

ソフトバンクの一括購入割引利用時は格安SIM乗り換えに注意

大手キャリアでは実質0円こそ禁止されてしまいましたが、毎月の端末割引で最新のiPhone機種などでも安く(見えるだけ実際は高いですが…)購入できます。

前回の記事で格安SIM乗換え時と大手キャリアを使い続けた場合の料金比較をしましたが、大手キャリアでスマホ購入して違約金を支払ってでも格安SIMに乗り換えた方が合計出費では安くなる事がわかりました。

しかし注意したいのが大手キャリアで一括購入割引のような通常の端末割引以上に安くなるキャンペーンでスマホを購入した場合です。

特にソフトバンクの一括購入割引で購入したスマホなどの場合、ソフトバンクが買い逃げ去れないようにそのキャンペーンで安く購入した端末に信じられないくらい高額な違約金を掛けている事が殆どです。

違約金は機種によって異なりますが購入初月に解約した場合には7~8万の違約金がかかる事もざらです。

もしこのような大手キャリアの端末割引キャンペーンなどで購入してしまった方は違約金が安くなる時期まで大手キャリアを使い続けてから乗り換える必要があるので注意しましょう。

大手3キャリアの契約が2年を超えると損が大きくなる例

大手キャリアで契約する時のメリットの1つに最新のスマホ端末が安く購入できるという点があります。
ここ最近でこそ総務省によって「実質0円」が禁止されてしまったものの、毎月の端末サポート割引によって定価で最新のiPhone7を購入するよりも安く入手できるような錯覚になります。

今回はドコモでiPhone7を購入し、端末代を2年(24ヵ月に分割)で支払ったという条件で、ドコモを使い続けた場合と半年で格安SIMに乗り換えた場合でどれだけ合計の出費が異なるかを比較してみます。

ドコモで使い続けた場合の契約から2年での合計料金の内訳

  • 基本料金24ヵ月分:156,000円
  • 端末代金24ヵ月分:76,200円
  • 月月サポート24ヵ月分:-42,000円

契約から2年間ドコモを使い続けた場合には190,200円の合計出費となります。

ドコモから半年後に格安SIMに乗り換えた場合の2年での合計料金の内訳

  • ドコモ6ヵ月分の基本料金:47,560円
  • 端末の残債18ヵ月分:57,150円
  • 違約金:9,500円
  • 格安SIM基本料金18ヵ月分:28,800円

ドコモ契約から半年後に違約金を支払ってでも格安SIMに乗り換えた場合の合計出費は143,000円となります。

ドコモは2年契約なので途中で解約した場合にはペナルティで違約金9,500円が掛かりますが、それを考慮しても格安SIMに乗りあえた方が2年間で5万円ほどの差があることが分かります。

月々割が無くなる2年目以降から合計料金の差が開きだす

ドコモなどの大手キャリアは一見端末代が割引されて安く感じますが、それ以上に基本料金が高いです。
ペナルティの料金を踏まえても格安SIMの方が2年間で安くなりましたが、時間が経つにつれて基本料金の差だけどんどん合計料金に差が出ていきます。

これがドコモ契約から3年後になると
■ドコモで3年使い続けた合計出費:268,200円
■半年後に格安SIMに乗り換えて3年間の合計出費:162,200円
と10万円以上の差が出ます。

移行1年ごとに大体5万円ずつ差が出るので「格安SIMは速く乗り換えた方が得をする」と言われる理由が理解できる結果となりました。

大手キャリアから格安SIMに乗り換えると月額4,919円も安くなるってホント?

格安SIMの価格を大手3キャリアの料金と比較すると「かなり安くなる!」と思う反面「安いし知らない会社だから不安」と思い乗換えを躊躇する人も多いでしょう。
格安SIMの低価格から多くの人が最初に「安かろう悪かろうなのではないか」と思うと思いますが、格安SIMは大手キャリアのドコモ回線やau回線を仕入れて消費者に提供しているので回線自体は大手キャリアの物と同じです。

また数ある格安SIM会社(MVNOと呼びます)の中から自分に合ったプランを選択できるため、ドコモauソフトバンクのように「全然使ってないのにスマホ代が高い」という事が起こりません。

格安SIMを利用する目的は「スマホ代を安くする事」以外にないでしょう。
まずは自分の現状のスマホの利用状況から、格安SIMに乗り換た場合にスマホ代がどこまで安くなるのかを考えましょう。

格安SIMと大手キャリアのスマホ代の月平均の差

一部の調査によると2017年3月時点の格安SIMユーザーと大手キャリアユーザーのスマホ代の月額平均は

■大手3キャリアユーザーの月額平均7,876円
■格安SIMユーザーの月額平均2,957円

MMD研究所調べ

と月額のスマホ代が平均で約5千円も安くなっています。
また

■ガラケーユーザーの月額平均3,071円

なので安い事で人気のあるガラケーユーザーの月額平均と変わらないか、それ以下の月額料金まで安くできる可能性があります。

月5千円の節約をするのって結構難しいと思います。
契約する携帯電話会社を格安SIMに変更することで年間6万円も差が出る訳ですから。

格安SIMという優秀な節約を伝えることにしました

2016年くらいから注目されはじめた格安SIMというものについて今回から書いていきます。

というのも私が2017年に入ってauから格安SIMデビューを果たし、スマホの月の料金が大幅に安くなった事と、家族にも格安SIMを勧め家族全員(4人)で合計のスマホ料金が1万円以内で済むようになりました。

以前は家族全員がバラバラに大手キャリアとスマホを契約していたのもあり、月額スマホ代は3万円前後かかっていたので月に2万円以上の固定費削減に成功しています。

これが毎月節約されるとあってかなりの衝撃がありました。
年間では約25万円の差が出るとあれば、最大級の節約と言っていいでしょう。
スマホは今や生活から切っても切り離せないマストアイテムとなっています。

そんな理由から格安SIMに乗り換える事で家計を大きく助ける事ができるのではと考え、その情報を発信していく方針にしました。

また関連して所謂格安スマホや人気のiPhone機種の情報にも触れていきたいと思います。