酒肴は小さい器に一人盛りで盛ります。
重詰めのセオリー通り最初に出す酒肴は、
祝い肴や口取りを盛り合わせます。
手元でお酒を飲みながら料理もとりやすように
一人盛りで先付風にお出ししましょう。
和と洋2通りの盛り方を紹介します。
八寸風盆など和の器を使ったおせちの盛り方
茶事では、海のものと山のものを2~3種ほど
八寸(約25cm)四方の杉の片木盆にのせてお出しする料理を八寸と呼びます。
そんな茶懐石に習って
酒肴を一口ずつ数種類を一人盛りにします。
盆の素材や形にこだわらず、
塗りものや丸形のものなど家にあるものを利用して構いません。
こぢんまりと葉ランを敷いて器の面積を小さくし
二つのブロックを上下ずらして盛り空間を取ります。
洋の器を使ったおせちの盛り方
高級感と清潔感のある白いプレートも
気持ちがあらたまるお正月にはぴったりです。
そこへシャープなラインのグラスを置き
祝杯をイメージするセッティングにします。
料理はグラスの中と足元に固めて盛り、
皿の中の空間だけでなく立体感のバランスを出します。
このような盛り付けは
洋食器ならではの面白さで
重詰めとはまた違った魅力があり
祝宴が楽しくなります。